ISAP JAPAN プログラム

第1回ISAP JAPAN研究会が開催されました

2007年10月27日(土)、東京国際フォーラムにおいて、第1回ISAP JAPAN(International Society for Anaesthetic Pharmacology, Japan)研究会が開催されました。 4部構成で4時間にもわたる研究会は、尾崎眞先生(東京女子医科大学麻酔科学教室 主任教授)の総合司会によって進行しました。

[日時]
2007年10月27日(土) 12:00—16:00
[場所]
東京国際フォーラム  第5会場 ホールB5(2)
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1
TEL:03-5221-9000
[総合司会]
尾崎 眞 先生(東京女子医科大学麻酔科学教室 主任教授)

プログラム1 →詳細はこちら

麻酔薬のオフライン血中濃度シミュレーターをどう使うか
  —臨床における整合性について

講師:
内田 整 先生(大阪大学大学院医学系研究科麻酔・集中治療医学講座)
 
中村隆治 先生(広島大学病院麻酔・疼痛治療科)

両先生のご講演では、オフライン血中濃度シミュレーターソフト
(内田整先生:Palmacokinetics、http://www.palmacokinetics.com/
中村隆治先生:Mobile_PkPd、http://home.hiroshima-u.ac.jp/r-nacamura/)の紹介に加え、シミュレーターで得られる情報の位置づけや実践的な運用方法など、ソフトの開発者ならではのホットな話題と情報をご提供いただきました。

プログラム2  →詳細はこちら

脳波・EAGワークショップ

講師:
上山博史 先生(関西労災病院麻酔科)

脳波による麻酔薬の鎮静度評価法について解説いただき、例として、セボフルラン-レミフェンタニル麻酔において、セボフルランの維持濃度を1%とすると鎮静度の低下を招くことを指摘された。加えて、脳波モニターがない状況では1.3-1.5%のセボフルラン濃度が必要になることを解説していただきました。

講師:
萩平 哲 先生(大阪大学医学部附属病院麻酔科)

鎮静度の評価に用いられるBISは推定鎮静度でしかないので、脳波による評価の方が信頼性が高いことを解説いただき、脳波モニターを用いた管理の有用性について、実際の臨床症例の紹介を交えて解説していただきました。

特別講演  →詳細はこちら

静脈麻酔、吸入麻酔におけるオピオイドの使い方

講師:Talmage Egan 先生
(Department of Anesthesiology, University of Utah School of Medicine)

薬物の相互作用を適切に評価することが適切な麻酔につながるとして、薬物相互作用を解析する手法として応答局面法(Responce Surface Method)を用い、いくつかの薬物の組合せの解析例を示して、解説していただきました。また、PkPd予測モニターについてもご紹介いただきました。

講師:Adrian Gelb 先生
(Department of Anesthesia & Perioperative Care, University of California, San Francisco)

なぜ北米でTCIが使用されていないのか、その歴史的な経緯や、米国での標準的な麻酔の現状(吸入麻酔薬併用の全静脈麻酔、麻酔深度モニターの使用は多くない)を紹介いただき、TCIなしのマニュアル投与で考慮すべき要素として、年齢と薬物間相互作用の2点について、それらの影響を解説いただきました。また、PCS(Patient Controlled Sedation)という新しい概念をご紹介いただきました。

プログラム3 

近未来インフューザーポンプによる麻酔薬投与の可能性
  —SPACEの紹介

講師:
松山健氏(ビー・ブラウンエースクラップ株式会社)

2004年にヨーロッパで発売を開始した輸液ポンプとシリンジポンプを複数台まとめて管理でき、TCI機能やPCA機能の利用も可能な"B.Braun Space"という次世代の薬液投与システム
http://www.space.bbraun.com/index.cfm?BAD3031F680B488CA5258B7B7D85F07B)を紹介いただきました。

お知らせ

第1回 ISAP JAPAN研究会は終了いたしました。

ご参加いただきました先生、また、ディスカッションによる多数のご意見をいただきましたこと、御礼申し上げます。